夏といえばやっぱりスイカ
毎年恒例のスイカ体験に行ってきた
スイカ前線も熊本などの九州産から北上中
いま旬なのが鳥取県産のスイカ
大栄スイカや倉吉スイカなど今やスイカもブランド化
今やドバイでも一個3万円で販売されているとか
先ずは涼しい部屋で何問かのクイズに挑戦
スイカは免疫力アップの効果もあるんだって
一日二万個も出荷する日もある?そんなに沢山!
連作障害の克服と耐病性の強化のため
一般のスイカはかんぴょうを台木にして育てるいわば地上部がスイカ
ところが極実スイカはそこが違う
スイカ本来の味と食感を出すために
スイカの台木にスイカを接ぎ木
一度作った場所は5年から10年は作れない
毎年場所を変えて手間を惜しまず作られるのが極上の極実スイカ
知らなかったよ勉強になりました
次に選果場を見学
スイカ農家さんが軽トラックの荷台いっぱいに次から次へとスイカを搬入
選果レーンはスイカの川になって運ばれる
(このスイカの川が8月後半には二十世紀梨の川になる)
外観に傷があれば目視と印付けは人の手で
汚れ拭き取りマシンや重量センサー
糖度センサーに中の棚落ちを知る空洞センサー
今やほとんどが機能向上で機械化している
次のレーンへの移動はスイカの頭に吸盤が降りてきてぺったり吸い上げていく
その光景はなんだかユニークで子どもたちにうけていた
段ボールに入れられるのも全てマシン
箱の山はユンボで大きな保冷車に積み込まれて全国へ出発
おいしいスイカいってらっしゃーい
さて畑へと移動して収穫
ひざ上くらいのビニールをめくりあげると大小のスイカがゴロゴロ
スイカは育つ過程であらかじめプラスチックの台座に座って育っている
ハサミでつるを長めに切る
よっこいしょとスイカをゆっくり横にしてお尻のところを傷や腐れを点検
ここがへこんでいると良いスイカらしい(フムフム)
確認後はつるを更に短く切って後は道路脇で待つ軽トラまで運ぶ
バケツリレーならぬスイカリレー
これが結構きつい
一列に並ぶ大人も子どもも落とさないように頑張る
運ぶ作業の後はいよいよテントで試食
ここにしかない極実スイカ
実はシャキシャキ甘さはバッチリ
何よりも汗をかいた労働の後のスイカは格別!
この極実スイカ
初めて知ったのは数年前
テレビで大手予備校の地理の先生
大山の火山灰層があるので作物がおいしいのだと
数件の農家さんしか作っていない幻のスイカと言っていた
幻のスイカ?
行ける距離のところに幻のスイカがあるんだ
一度食べてみたいけど幻かあ・・・
多分出会えないだろうなあ
それが現実になった
しかも毎年収穫の手伝いをしてそのご褒美に!
選果場横の即売所では高いお値段で売ってもいた
この収穫体験は就労相談も兼ねているようだ
飼料用スイカの重さ当てクイズでは大きく外れて
景品のスイカはもらえずだったけど
暑さにも負けず元気で参加できたら
来年もチャレンジしたい
貴重な体験と極上の極実スイカ
倉吉スイカに関わる皆さま
そのご苦労がほんの少しだけどわかりました
だからのお値段なのだということも理解できた
これからもおいしいスイカをよろしくお願いします

